夢トラ182号
このたび、私たちの会社では新たな取り組みとして「コトラブシステム」を開始しました!このプロジェクトは、福岡大学の「ベンチャー企業論」を学ぶ学生からの斬新な提案をもとに実現したものです。
そのきっかけと初めての実施内容をご紹介します。
きっかけは学生たちの提案
学生たちからの提案のテーマは、「運送業界での女性の進出をどう促進するか?」 というものでした。彼らが着目したのは、働きたい女性と企業との間にあるミスマッチ。特に、小さなお子さんがいる女性ドライバーが抱える「働ける時間が限られる」という課題です。
そこで学生たちは、「トラックに子どもを乗せて働ける仕組みを作ればいいのではないか?」 と発想を転換。さらに、「子ども」「トラック」「ドライブ」という言葉を掛け合わせて、プロジェクト名を 「コトラブ」 と名付けました。
第一回目の取り組みを先日、本社に勤務するママさんドライバーが、この「コトラブシステム」を活用して息子さんとともに一日運行を実施しました。
その背景には、運動会の振替休日で平日にお休みとなった小学3年生の息子さんを「どう過ごさせるか?」という悩みがありました。
そこで提案されたのが、息子さんをトラックの助手席に乗せて業務を行うというアイデアでした。結果、ママさんドライバーも息子さんも、そして会社も大満足の一日 となりました!
子どもは大きなトラックに乗れることに興奮し、お母さんが働く姿を間近で見られることで、普段見ることができない母親の働く姿を見て、感謝の言葉を伝えてきてくれたそうです!
家族としての絆も深まり、ママさんドライバーから、感謝の言葉もいただくことができました。
コトラブシステムが世の中に広がることで、将来、トラックドライバーに憧れを持つ人も増えるのではないかと、期待を膨らませております。
今後の課題と展望この「コトラブシステム」は、多くの可能性を秘めていますが、解決すべき課題も見えています。
まず、チャイルドシートが必要な年齢の子どもをどう対応するか?という問題です。助手席にチャイルドシートを付けることは、法律で禁止されているわけではありませんが、自動車メーカーやチャイルドシートのメーカーは推奨しておりません。
また、真夏や寒冷地でエンジンを切らなければならない場合の温度管理問題など、安全面を重視した対応が求められます。
その他にも安全面を中心に問題課題が多くありますが、これらの課題を一つひとつクリアしながら、仕組みをより良いものにしていきます。
目指すのは、社員とその家族がより幸せに働ける環境の実現です。
最後に「コトラブシステム」は、単なる業務の効率化や働き方改革を超えた、家族との新しいつながり方を提供する仕組みです。
この取り組みが、これからの運送業界の未来を変えるきっかけになるかもしれません。
社員の皆さんのご意見やアイデアもお待ちしています!
これからも私たちの挑戦にご期待ください!